〔展示〕
2005年11月13日(日)~19日(土)

「Light & Shadow」

エンドウ智

スペースO

〔概要〕

サンフランシスコの空はとても青く遠く、空から射す強い光がくっきりとした暗い影をつくりだします。
サンフランシスコは色々な国の人が集まっていて自由な雰囲気が漂っているとても素敵な街です。
私はサンフランシスコというとても自由な環境の中で、色々な人と出会い今までには感じたことのない幸福感を味わう事が出来ました。
私は初めて自分が自分らしくなれたような気がしました。
私の渡米した理由は、自分らしく生きる事が困難な環境から解放されたいというとても単純なものでした。
今思えば、私は逃げ場を探していた様な気がします。
私は生まれて初めて味わった自由で幸福な環境の中で、固い殻に閉じこもっていた過去の孤独な自分がいたという事に気づきました。
私は暗闇の中からやっと光りのある温かい場所にたどり着けた様なきがしました。
しかし、やっと辿り着いた幸福な場所に慣れるとまた新たな闇は訪れるものです。
人生は光と陰の繰り返しです。

現在の私は、以前より逃げ場を簡単に求めなくなったと思います。
それよりも過去の暗闇も全て受け止めて生きていこうと決めています。
初めてポジティブに生きようと決めたときにこの作品を作ろうと決めました。
サンフランシスコの光と陰の風景はそんな自分の心情にとてもマッチしていたようなきがします。
私は最近、サンフランシスコに行く前に全く知る事のなかった人の優しさや真心に触れるという素晴らしさに気づきました。
私の暗い気持ちを照らしてくれ温かい光となってくれた方々に感謝の気持ちを込めてこの作品を展示させていただきます。
今回の作品は2001年のニューヨーク同時多発テロの少し前に作った作品です。
自分が見てきた色々な風景や人の中にものすごい強い光のコントラストをつけて私の人生観や感覚を表現できた作品になったと思います。
当時私はまだアメリカにいてこの作品の展示場所を探していましたが、テロというあまりのショッキングな出来事にこの作品の展示ができずにいました。
作品の1枚1枚は全て無題です。
作品を見て何か少しでも感じとっていただければ幸いです。

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