〔展示〕
2010年1月16日(土)~24日(日)

12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊

「湿原の杖」

大和由佳

スペースM、S、E

〔概要〕

今まで何度絵具が乾いていくのに立ち会っただろう。

なんとか支持体に「絵具」を留める、けして消されないように。
それには支持体の「揺るぎない位置」に掴みかかる必要がある。
アザミが足の裏を傷つけるように、入れ墨が彫られるように、川の流れが土地を削るように、漂白が布を傷めるように。

支持体は土地、そこに絵具をのせていく筆は杖。
絵具が乾くのと同時にイメージが定着する。
乾くことは、傷口の血が止まるよう。

作品はいつも「事後」のもの。
「事後」は、時の流れが停止した特有の固さを帯び、もう一度現在を震わせ始める。

二股にわかれた先にあるもう一方の絵具は、今も世界に水を返しつづけている。

〔プロフィール〕

1978 愛知県生まれ

2001 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業

〔個展〕

2006 「地上の鳥」(INAXギャラリー2 / 東京)

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