〔展示〕
2012年3月16日(金)~28日(水)

12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊

「KI-SE-KI」

金森玲奈

スペースM

〔概要〕

何気ない日常がとても大切なものだったという事に、ある日ふと気付かされる。
過ぎ去った時間はもはや戻らず、思い出だけがなぐさめとなり、時として少しだけ私を苦しめる。

2011年3月11日。
あの日、多くの「日常」が失われた。
雑誌の取材で訪れた被災地はどう対峙すればいいのか分からないほど、静かで強い衝撃を私の頭と心に残した。
東京で生まれ、東京に暮らしている私があの地で写し止めたものなど、もしかしたらうわべだけのとても薄っぺらいものなのかもしれない。
それでも、あの日まで紡がれていた暮らしがあり、これからも育まれていく命が確かに其処にあった。

私にとっての日常は誰かにとっては特別なものに映るかもしれない。
誰かにとっての日常もまた、私には特別なものとして映っていたのかもしれない。
本当は特別な意味などなく、意味を持たせる必要もないのに。
けれど、そのどちらもかけがえのない大切な瞬間だという事だけは唯一普遍で決して揺るがない真理のような気がする。

すべては奇跡であり、軌跡なのだと。

〔プロフィール〕

1979 東京都生まれ

2003 東京工芸大学芸術学部写真学科卒業

〔個展〕

2007 「幸福な時間の中で」(ギャラリー猫町 / 東京)

〔グループ展〕

2009 「ART & PHOTO BOOK EXHIBITION 2009」(新宿眼科画廊 / 東京)

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