〔展示〕

2016年12月2日(金)~7日(水)

12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊

「Skin.」

kamerian.

スペースS

〔statement〕

人間が生きていくためには秩序が必要である。

その中では本来持つ欲望は理性で抑圧され、

欲望の赴くままに振る舞えば「逸脱者」となり社会で生きることを許されない。

理性というスキンを被ることで人は人としていられるのだ。

しかし配布されるスキンは極限まで厚くなり、

不感症が蔓延し終いには不能に成り下がる。

欲望こそが生命の燈であるにもかかわらず、

行き場を失った白濁たちは分厚いスキンの中で茶色く腐り、

火曜日に収集されていく。

スキンを纏わぬ逸脱者たちは赴くままに月を無数の矢で穿ち、

濁り腐ることなく命の炎を燃やし続ける。

あなたには「逸脱者」たちは滑稽に見えるだろうか。

〔skin. 解題〕

今回の展示は「逸脱者」をテーマにしています。逸脱者とは自らの衝動に狂おしいほど従順であるがゆえ、道を踏み外してしまう人々のことです。

私たちは普段、自分の欲望に皮を被せて取り繕っています。しかし逸脱者たちはkamerian.が言うところの理性の「スキン」を被ってはいません。

このテーマに即し、kamerian.は初めてシルクスクリーン技法に挑みました。

シルクを用いることで、デジタル出力では表現できない「ズレ」や「カスレ」といった“逸脱”を表現に取り込み、モチーフを反復的に転写することで、そこから逸脱するキャラクターを描き出そうとしています。

逸脱者たちはスキンを被っている私たちの日常こそ逸脱した、異常な状態ではないかということを歪んだ鏡のように現しているのです。

 

 

〔プロフィール〕

1990年生まれ。都内デザイン事務所に勤務する傍ら、 フリーイラストレーターとして活動。 タトゥーアートやアニメーション、漫画などから影響を受ける。 よく知られた寓話や大衆文化をモチーフに、 欧米アニメを彷彿とさせるような強い輪郭線と 色彩でメルヘンチックかつ倒錯的な世界観を作り上げる 。狂想曲のようなポップな作風に性や暴力などの 背徳的表現を盛り込むことで、寓話や大衆文化が 本来的にもっている暗部を露呈させる。 テーマは「幼稚で暴力的」


〔個展〕

2015 「Fuglyand」(ヴァニラ画廊 / 東京)

2014 「LIBIDO MONSTER」(ヴァニラマニア / 東京)

 

〔グループ展・アートフェア〕

2015 「艶惨」(ハイライフプラザ板橋 / 東京)

2015 Kamerian.×MIRAI二人展「kaleidoscope」(新宿眼科画廊 / 東京)

2013 「ゴアデッキ大阪」(excube / 東京)

2012 「geisai#16」(流通センター / 東京)

2012 「アーティスト・アジト~ミラー・ワールド編(3331 geisai gallery / 東京)

c 2004- 新宿眼科画廊   /(株)GelatinContemporary

Shinjuku Ophthalmologist(GANKA) Gallery