〔展示〕
2018年2月23日(金)~28日(水)
12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊
「ゆらゆら」
浦元広美
スペースO
〔展示コンセプト〕
わたしはわたしではない誰かになってみたいといつも思う。
それはその誰かを深く知りたいからではなくて、誰かになることを、例えば着ぐるみみたいなものだとして、それにすっぽり入って、目のところから見える風景を眺めたいからだ。
誰かにも、あなたにも他にもたくさんの人が、わたしになってみてほしいとも思う。
あなたとわたしはどんなふうに同じでどんなふうに違うんだろう。
あなたは、わたしの着ぐるみを着てどんなふうに振る舞うんだろう。
誰かになったわたしのことや、わたしになったあなたのことを思いながら、わたしになったり誰かになったり、ゆらゆら揺れながら、忙しない毎日で、失くしてしまったなにかを見つけたい。
〔展示概要〕
出産体験を男性により伝言ゲームで語り継ぐ作品など新作数点の映像作品による展示。
〔プロフィール〕
浦元広美
1984年 北海道生まれ。
旭川医科大学看護学科を卒業。
精神科病棟の看護師等を経験後、産業保健師として勤務する傍ら、2011年~2012年、美学校「アートのレシピ」、「映像表現の可能性(現 芸術漂流教室)」を修了し、2012年より「East West Art Award Finalists exhibition」(ロンドン)、トランスアーツトーキョー2013「美學校ダウナーサイド」(共同ビル / 東京)などの展覧会に参加。
2015年に双子を出産後も、 第4回 都美セレクショングループ展に入選し「忘れたと思った?」 (東京都美術館 / 東京)を開催。
その他「みっける日常ヨコハマ / だれかの365日とアーティスト」(ハツネウィングA / 神奈川)、「美学校・ギグメンタ2016 YOTSUYA BEDROOM」(The Artcomplex Center of Tokyo / 東京)などの展覧会に参加している。
〔WEB-site〕http://hiromiuramoto.com/