〔演劇〕

2018年4月14日(土)〜15日(日)

「WS象をなでる⇔魔王を倒す」

アムリタ

一般:¥2500- / U-18:¥500-

※全席自由、料金は当日受付での支払い

スペース地下


〔概要〕

「WS象をなでる⇔魔王を倒す」は、アムリタによる演劇公演である。

WS(ワークショップ)とタイトルに付いているが、観客が客席で出演者を見る形式の演劇として上演する。 今回は、「群盲象を撫ず / 群盲象を評す」という言葉を元に、日常において人々を抑圧し、断絶する「見えない何か」にあらがう方法について考える。 「群盲象を撫ず」はインド発祥の寓話で、数人の盲人がそれぞれ象の別々の一部分を撫で、おのおのの手に触れた部分について語り合うというもの。

今回の作品において、明確な物語、あらすじは存在しない。舞台は真っ暗で、ライトは観客が照らす明かりのみ。そんな中、役者は「わたしたちを抑圧し、断絶するなにか=問題」について、様々な世界と人物、時間を移動しながら観客に語る。

複数の語りから発覚していく「象」。その問題を解くために、新しい冒険が始まる。

公演にあたり、演出の荻原は2月に「演劇の場を用いて、他者の言葉、行動に触れながら、お互いの価値観や認識を交換し、拡張する試み」として、「人と演劇をするワークショップ」を行った。

今回の役者は、アムリタ所属の鈴木太一朗を除いて、このワークショップをきっかけに公演に出演することとなった。

中には演劇初挑戦の者もおり、アムリタとして新しい境地に向かっている。 
 
 
〔演出:荻原永璃より〕

あまりにも現実を生きるのが大変で、自分でないもののことを想像するのが難しくなっていることを感じます。あるいは、自分でないものを肯定する余裕のなさを。

こういったところから発生するコミュニケーションの断絶や、他者からのレッテル貼り、あるいは悪意のない無知に傷ついた・抵抗する人々をエンパワメントする演劇をつくりたくてはじめてみました。日常で見えない何かに抑圧されている人たち、より良く生きたいと願う人たちに、あるいは、より良く生きられないことに苦しんだり、あきらめてしまいそうな人々に届いてほしい、そう思っています。 
 
〔物語構成上のキーワード WS:ワークショップ〕

わたしたちはここで、ある問題に一緒に取り組んでみる

象をなでる:盲人たちが象について語る。象の巨大さは、盲人たちを断絶する

魔王を倒す:ところであなたは魔王を知っていますか?

※これは演劇公演です。「観客が客席で出演者を見る」形式の演劇です。

〔スケジュール〕

2018年4月14日(土)〜15日(日)
14日(土)15:00 / 19:00
15日(日)15:00 / 19:00

★13日(金)20:00より公開ゲネ(チケット¥1500にて販売)

★14日(土)19:00の公演後、詩人・文月悠光さんを迎えてのアフタートーク実施

〔チケット予約〕

カルテットオンライン(https://www.quartet-online.net/ticket/amritawszm)にアクセス、 または観劇日の前日24時までにamritasystem.pray@gmail.comへ、件名を「チケット予約」とし、本文に、1:氏名(フリガナ)、2:観劇日時、3:チケット種類、4:枚数、5:ご連絡先を記入のうえ、お送りください。

こちらからの返信をもってご予約完了となります。 

〔脚本・演出〕

荻原永璃 
 
〔出演〕

鈴木太一朗(アムリタ)

安藤文伽 紺

田中晶子

松浦みる(いいへんじ)
 
〔スタッフ〕

接続係 / 山岸大樹

観察係 / 安藤彩音、さいとう篤史(ジョナサンズ)

制作班 / 荻原永璃、田中晶子

製作 / アムリタ

 

​〔アムリタプロフィール〕

2012年、演出・荻原永璃を中心に、主に演劇をするための機会・あつまりとして活動を開始。嘘でしか ない演劇の中で徹底して真実であることを追究する。

古典戯曲から俳優の個人史まで様々なテキストを人称や配役に囚われず柔軟に再構成し、多様なイメージを結びつけ深化させる。

論文のような緻密で広がりのある劇構造と、祭礼のような場に対しての働きかけ・必然性を併せ持つ演出が特徴。イレギュラーな上演環境や多面客席を効果的に使用し劇場の内外を問わず精力的に活動を続ける。   
 
2014年、利賀演劇人コンクールで「楽屋」を演出し、奨励賞受賞。

近作に「みち・ひき」(岐阜 / 御代櫻醸造、東京 / 早稲田小劇場どらま館)、「わたしたちの算数あるいは握手を待つカワウソ、とても遠い犬」(王子神谷 / シアター・バビロンの流れのほとりにて)、「から、へ、流れる」(奈良 / 町家の芸術祭はならぁと2015 レジデンス)など。 
 
〔構成員〕

演出 / 荻原永璃(おぎはら えいり)

1989年生まれ。千葉県出身、琉系二世。演出、劇作、アムリタ主宰。

千葉県立東葛飾高等学校演劇部、早稲田大学劇団森を経て、2012年、主に演劇をする時間や場所、機会、 あつまりとしてアムリタを旗揚げ。 立命館大学文学部文芸思想専修にて文学・芸術、哲学思想など勉強。 2014年、利賀演劇人コンクールで「楽屋」を演出し、奨励賞受賞。2015年、奈良・町家の芸術祭はならぁと2015参加。

出演 / 河合恵理子、藤原未歩、大矢文、鈴木太一朗

ドラマトゥルク / 吉田恭大   

 
〔過去公演〕

2012 第1回公演「虚構の恋愛論」

2013 第2回公演「n+1、線分AB上を移動する点pとその夢について」

2013 合同企画春の演習(三島由紀夫「近代能楽集」より)「葵上」

2013 第3回公演「廻天遊魚」

2013 ふゆ小「遅延と差分と周回と退出」

2014 第4回公演「糸、巡礼、失うこと」

2015 第5回公演「忘れて滅ぼす」

2015 朗読企画「解体されゆくアントニン・レーモンド建築旧体育館の話」

2015 第6回公演「死に至る眼、光る」

2015 はならぁと「マレビトの宿る社」参加「から、へ、流れる」

2016 第7回公演「わたしたちの算数 あるいは 握手を待つカワウソ、とても遠い犬」

2016 第8回公演「恋の死とその幽霊」
2017 第9回公演「みち・ひき」

2017 合同企画冬の演習「6畳の白い部屋その床面にあなたは水平に横たわる」


〔WEB-site〕http://amritasystem.tumblr.com/

〔Mail〕amritasystem.pray@gmail.com

〔TEL〕09068307604(制作班:田中) 

c 2004- 新宿眼科画廊   /(株)GelatinContemporary

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