2024/03/30

前田憲二監督作品 東学農民革命 – 唐辛子とライフル銃 –

〔上映会〕
2024年3月30日(土)
開場 / 14:00
上映開始 / 15:00
上映終了 / 17:00(イベント終了 / 17:30予定)
「東学農民革命 - 唐辛子とライフル銃 -」
前田憲二監督作品上映会 (長編記録ドキュメンタリー)
¥1,600-(当日現金でのお支払いをお願い致します。)
スペース地下

定員24名(先着順)
下記フォームからフォームからお申し込み下さい。
https://forms.gle/8bPpVFBeDYy6EqJk8

〔概要〕
1960年代より長年に渡り日本、朝鮮半島、中国など東アジア広域の祭祀や文化に焦点を当て映像作品を製作してきた前田憲二監督。
今作は、朝鮮古来のシャーマニズム、儒教、仏教などを融合した思想である「東学」の誕生から、1894年に朝鮮王朝の政治腐敗に抗って立ち上がった農民の反乱「東学農民革命」までの痕跡や証言を取材し、紹介した長編ドキュメンタリー映画です(2016年公開)。

〔あらすじ〕
朝鮮慶州の没落両班だった崔済愚(チェ・ジェウ)は、1860年、儒教、仏教、仙教を融合して「東学思想」を創始した。
 そして、「人はすなわち天である」という教えを定着させ、やがて、それが 「輔国安民」の宗教へとつながる......。

 朝鮮政府は「東学」を邪教として弾圧。1864年、崔済愚(チェ・ジェウ)は死刑となる。しかし、その思想は崔時享(チェ・シヒョン)に よって引き継がれてゆく。
 映画は現代の過密都市ソウルから入り、近代国家韓国には、いまもシャーマニズムが生きていることをあきらかにし、「東学」が、いまでは「天道教」として厳存している現実を捉える。信仰厚いクリスチャンであった韓国元大統領金大中氏も、一方では「東学」の存在を意味深く肯定していた。

崔済愚(チェ・ジェウ)の境涯を辿りながら「東学」の研究者・李 離和(イ・イファ)氏にインタビューし、後の指導者全捧準(チョン・ボンジュン)らによる、1894年の甲午農民戦争(東学農民革命)の全貌に迫る。農民軍は「沙鉢通文(サバルトゥブン)」(誰が首謀者かわからないように円形に署名した檄文)に連名し、東学革命へと邁進する。腐敗堕落した朝鮮王朝と対峙し、打ちつづく海外からの侵略に対抗して農民のユートピア実現を目指して農民たちは立ちあがった。
しかし、朝鮮官軍は日本軍と一体化し、全羅道古阜で立ち上がった農民軍を剪滅せんと、一気に朝鮮半島へと雪崩れ込む!
農民たちは農具を武器に、地方軍、政府軍を各地で破り、道郡・全州を占領。
朝鮮政府は、中国の清軍に援助を求めた!
日本は清の勢力を排除することをもくろみ、朝鮮全土を支配する事を念じていた。清の軍が朝鮮に入っ たことを知った日本は、ソウルの公使館警護と、在留邦人を保護するという名目で、大軍をくり出し、戦争指導者、川上操六は「東学党に対スル処置ハ、厳烈ナルヲ要ス、向後悉(ことごと)ク殺戮スヘシ」と打電し、ライフル銃を持った大軍が朝鮮、仁川へと雪崩れこむ。そして、農民軍を殺戮すると同時に「日清戦争」を誘発させる。
朝鮮全土の農民たちは「東学」を胸に立ちあがり、全捧準(チョン・ボンジュン)を先頭に、日本軍との攻防が続くが、ライフル銃と農具の闘争は雲泥の差で、農民軍は殺戮の波に呑みこまれていく。
全捧準は死罪となり、川上操六は時のひととなる...。
「東学」遺族たちは3代目、4代目、5代目となるが、それらの遺族を訪ね数多くの証言を得た。東学の遺族を弔う祭祀は、いまも続けられ線香の絶える間はない。
いま、韓国の文化人は「東学」から続く現代の東アジア全体をどう考え、どう擬視しているのか、その実像に迫る。

(テキスト/ハヌルハウス提供)



〔お問い合わせ〕
tougakunouminkakumei@gmail.com(宮下夏子)

Date
  • 2024/03/30

Location
  • スペース地下

Creator
  • MAEDA Kenji / 前田 憲二

MAEDA Kenji / 前田 憲二

〔プロフィール〕
映画監督、民族研究者、NPO法人ハヌルハウス代表

1935年大阪出身。
1960年代より日本や朝鮮半島、中国各地の祭事や奇祭を取材し、数々の映像作品を製作。
テレビ番組も含め、映像作品は250本以上におよぶ。

代表作に「おきなわ戦の図」を描く丸木位里・俊夫妻を追い、戦場の現場と証言を織り交ぜて、戦時下の狂気を浮き彫りにした「おきなわ戦の図・命どぅ宝」(1984年)、中国江南で発達した農耕儀礼と、高句麗で発達した北辰信仰を柱に、祭りという民衆文化から渡来文化のうねりを凝視した巨編「土俗の乱声」(1991年)、日帝強制占領期間の徴用者や従軍慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー「百萬人の身世打鈴」他、「渡来のまつり」(岩波書店 2003年)、「祭祀と異界」(現代書館 2015年)など、著書も多数出版。

2001年、日本の歴史歪曲を正すために努力してきた功労を認められて韓国政府から王冠文化勲章を受ける。

 

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