2025/07/04-05

踊り場

〔演劇〕
2025年7月4日(金)、5日(土)
Proto Plane第1回発表会ー「踊り場」
一般:¥2,500-
学生:¥1,500-(要学生証)
スペース地下

〔概要〕
映像と演劇を両軸として活動するProto Plane。その第1回発表会として、われわれが注目したのは、やはり演劇とは何なのか、映像とは何なのか、その根本的な問いでした。

発表会のタイトルにもなっている「踊り場」。踊り場には、建造物の中で階段が占めるスペースを節約する機能に加えて、階段から落下した際のストッパーの役割も与えられています。階段の、ひとつの方向へのとめどない動きに、立ち止まる一瞬を与える。まるで激しく流れる川に立てられた杭のような存在としての「踊り場」、あるいはダンスフロアのごとく、異なるところからやってきた、普段ならすれ違ってしまうような見知らぬ者同士の出逢いの場としての「踊り場」の姿が見えてきます。

「第1回発表会ー踊り場」では、この踊り場からインスピレーションを受けた映像の上映と演劇の上演を連続して行いますが、両者は互いを補い、そして破壊し合うかのように関わります。その相補的で拮抗する関係性を見つめることで初めて、演劇の可能性、映像の可能性としてあらわれるものを追求します。

また、上演後には、舞台を踊り場(ダンスフロア)として解放します。食べもの飲みものも用意するので、ぜひたくさんお話ししましょう!

〜映像と演劇のご紹介〜

●映像「留守電、踊り場?」
(脚本、監督)安芸柊二
(内容)
ある踊り場の下の公衆電話。ある男が公衆電話越しに紡ぐ、誰かへの言葉が映像特有の何かによって解剖され、紡ぎ直される。私たちは時間が置き去りにするはずの言葉、モノ、イメージをどのように世界に立ち現れさせ続けることができるのかを、「記録物」としての映像を通じて探求する。

●演劇「東京都新宿区5丁目18-4 踊り場」
(脚本、演出)浅野アオトモ、 廣瀬一穂
(内容)
どこにでもある雑居ビルの中の踊り場を舞台に、二人の役者があらゆる人物を演じながら踊り場に「物語」を与えていく。そして、踊り場に重なり、遺されたその声は名もなきビルをつくりかえていく。踊り場で繰り広げられるだれも耳を傾けないようなつまらないやり取りが、いかにして世界に、歴史に痕跡を残していくのか。


〔タイムテーブル〕
4日(金)19:00
5日(土)14:00
映像の上映と演劇の上演は連続して行います。
開演30分前よりご来場いただけます。

〔上演時間〕
映像、演劇合わせて約1時間

〔出演〕
●演劇
浅野碧巴、廣瀬一穂

●映像
磯村健心

■スタッフ
〔照明、音響〕安芸柊二、関友之介
〔美術〕関友之介
〔宣伝美術〕関友之介
〔制作〕内山詩菜

〔チケット予約〕
https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=t64qu78z

Date
  • 2025/07/04-05

Location
  • スペース地下

Company
  • Proto Plane

Proto Plane

〔団体プロフィール〕
2025年に東京大学在学中のメンバーを中心に結成された、映像と演劇を両軸として活動するコレクティヴ。
メンバーは流動的であり、演出家/監督による作家主義的な形式ではなく、映像と演劇というメディアを入り口にしながらも、多様な表現の形をもつ人々を受容する協働的な場のありかたを追求する。

〔X(Twitter)〕
@proto_plane

〔Instagram〕
@proto.plane

〔mail〕
collective.protoplane@gmail.com

〒160-0022
東京都新宿区新宿5-18-11

東京都公安委員会許可第304381007606号 美術品商

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