〔展示〕
2012年6月8日(金)~20日(水)
12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊
「幽霊でもいいから」
パルコキノシタ
スペースM、S、E
〔概要〕
2010年頃から何か起きそうな気がしていたら本当に震災が起きちゃった。
胸騒ぎというか予感が続いていたけどまさかね。
それよりもずっと前から闇と人間はどう向き合うか考えながら絵を描いていたせいで、
僕は前から暗闇から逃げ出す絵や夜の大波&津波の絵ばかり描いていたのだ。
敢えて言うならそれは東京や世界が近いうちに滅するかもしれない不安だったね。
終わりから始まる物語の予兆は止まらない。
ところが現実にアレが起きてしまうとイメージと体験には隔たりがある事を思い知っちゃった。
瓦礫の中から這い上がる人々がそうね。
闇を描いても何も見えないが、闇を描く事は必要な気がするの。
その意味はまるで傷痕をもアンタ愛せるのか問われているようでもちろん愛します。
真っ暗な恐怖が何度襲ってきても、続ける事が人間なので都市の余命が尽きるまで都会で暮らす全ての人の生き方を考える機会にこの展示をどうぞ。