〔プロフィール〕
1983年生まれ
〔個展〕
2016 「あなたのことを思いながら眠りに落ちてしまったのかな、でも夢と知っていたのなら、きっとまだ目を覚ましてなかったはずだと思うけれど」 (新宿眼科画廊 / 東京)
2015 「蛇柳」(新宿眼科画廊 / 東京)
〔グループ展〕
2013 「東京BCN10443」(Olivart Art Gallery / バルセロナ)
〔展示〕
2016年12月2日(金)~7日(水)
12:00~20:00(最終日~17:00) ※木曜日休廊
「あなたのことを思いながら眠りに落ちてしまったのかな、でも夢と知っていたのなら、きっとまだ目を覚ましてなかったはずだと思うけれど」
サトウタカナリ
スペースE
〔概要〕
今回の個展で扱いたかったテーマは、夢うつつの状態での事物との接触です。
今回の個展では、荘子の「物化」という概念(把握すること、区別すること、変化することが混じり合ったような概念)を、世阿弥の「幽玄」という方法論で表現することを課題として考えていました。「幽玄」について、感覚的にですが個人的に思うところを述べれば、「夜が深まりやがて朝が来て、表現が洗練されること」と「触れていると気づかれないように触れるような感覚とその残滓をアウラにまで高めること」のふたつがキーポイントになっていると考えています。
今回の個展については、「人にとって作品をつくる契機とは何か」と考え始めたことが、企画したそもそもの契機になっています。意識的か無意識的か、はたまた気づいているか気づいていないかのちょうど中間ぐらいの感覚で事物に接触することが、人が何かを作り出す契機になっているのではないか、また、それを作品にまで昇華する方法論のひとつとして「幽玄」があるのではないか、そんなことを考えて制作に臨みました。
作品を作り出す契機が表現された作品としては、王義之の「蘭亭序」という書があります。この先、これを超える作品は出てこないだろうと思われる大傑作で、書を学ぼうとする人の必修のものとなっているものです。
自分もこれに対し自分なりの哲学で挑戦しています。
〔プロフィール〕
1983年生まれ
〔個展〕
2016 「あなたのことを思いながら眠りに落ちてしまったのかな、でも夢と知っていたのなら、きっとまだ目を覚ましてなかったはずだと思うけれど」 (新宿眼科画廊 / 東京)
2015 「蛇柳」(新宿眼科画廊 / 東京)
〔グループ展〕
2013 「東京BCN10443」(Olivart Art Gallery / バルセロナ)